亜人

僕は亜人である。これを読む、漫画が詳しい方は最近流行っている漫画作品を連想するかもしれないが、実はアメリカ人であることをさしている。アメリカを漢字で書くと、「亜米利加」となるのは広く知られていることですが、勝手ながら亜米利加人を「亜人」に略した。本来の意味としては亜人が「本当の人間ではない」か「化け物」(あの漫画のように)であるらしい。言い換えると、人間に似ている生物ですが、違う特徴を持つ。

日本に滞在している外国人である僕はいつも自分が日本人でないことを思い出させられる。どんなに日本語力をレベルアップしても、どんなに熱心な親日家になっても、一緒に暮らしている日本人と違う。外国で長く滞在する方はその気持ちが分かるだろう。ある日、自分が違って珍しいことで得意になる。別の日、ただ誰かに仲間同士として受け入れて欲しい。僕は4年間この日本に滞在してきたので、だいぶ慣れてきた。というより、家族が一緒にいるから受け入れてくれる人はいつもそばにいる。どうせ私たち人間はみんなこの世に臨時的に滞在しているけれども、その間は仕方なく周りの人に認めてもらいたがる。あの化け物のように、僕は生物学的には日本人と非常に似ているが、何か文化か言葉か遺伝子などが違うので、あくまでも「亜日本人」である。